IMSLP:クリエイティブコモンズと演奏制限ライセンス


IMSLPでは、パブリックドメインでないが、IMSLPでの配布することについて作品の創作者の許可を受けていて、クリエイティブコモンズのうちのひとつか、それに該当する演奏制限ライセンスでライセンスされた作品も、投稿を受け入れています。著作権のある (新しい) 作品を投稿する場合には、パブリックドメインを選ばないでください。なぜなら、「パブリックドメイン」はこのようなときにEUで有効なライセンスとならないからです。そのかわりに、クリエイティブコモンズのライセンスファミリーからpublic domainに最も近いライセンス、すなわち、CC by (表示)を選んでください。

註: 2007年5月18日から、IMSLPは、著作権のある作品の投稿については、クリエイティブコモンズと演奏制限ライセンスのみを受け入れています。古い「個人的な」ライセンスのカテゴリーはやめるようにしてください。

Contents

はじめに

クリエイティブコモンズ (CC) は、基本的にはパブリックドメインにクレジット表示を加えたようなライセンス (CC by (表示)) から、より制限の多いライセンス (CC by-nc-nd (表示・非営利・改変禁止)) までの幅を持った一連のライセンスです。そして、その他のライセンスはこの間にすべて位置づけられます。これらすべてのクリエイティブコモンズのライセンスはクレジット表示を含んでいますから、IMSLPにおいてクリエイティブコモンズライセンスを使うときにはクレジット表示が含まれるということに注意してください。

クリエイティブコモンズのライセンスから、IMSLPで使うライセンスを選ぶのに、ライセンスセレクターを使うこともできます。IMSLPのファイル追加ページは、クリエイティブコモンズライセンスの最も新しいバージョンをいつも選択メニューの中に持つようにしています。しかし、すでに投稿した作品のライセンスのバージョンが変更されることはありません。

クリエイティブコモンズの一連のライセンスには、異なる法域に適応するように、国際化された (「移植」された) バージョンがあります。IMSLPでは、標準的な (「非移植」の) バージョンがデフォルトで使われています。「移植」されたバージョンも使えますが、簡便さにおいて多少妨げとなります。しかし、「移植」されたバージョンの使用をするだけのもっともな理由があれば、フォーラムの「Moderator Request」のセクションでスレッドを立ててください。

クリエイティブコモンズの6つのライセンスの概略

免責条項: IMSLPはこの節に書かれている情報について、いかなる法的な正確性をも保証をしませんし、義務や法的な責任を負いません。ここにあるライセンスの一つを使いたい投稿者は、そのライセンスを使う前に条文を熟読することをおすすめします。

クリエイティブコモンズの6つのライセンスは、制限に伴う許諾の型に基づいています。これは、ライセンスはすべてが許諾されたと仮定するところからはじまって、具体的にライセンスとして何が選択されたかによって制限を追加しています。 ing are the definitions of the restrictions:

  1. 表示 (by) -- 作品の使用者は、作品に作品の創作者を表示しなくてはならない。
  2. 継承 (sa) -- 作品の使用者は、派生著作物を、同一の、または同様の、または互換性のあるライセンスでライセンスしなければならない。
  3. 非営利 (nc) -- 作品の使用者は、営利目的で作品を使ってはならない。
  4. 改変禁止 (nd) -- 作品の使用者は、作品または作品の上演の、派生著作物を作成してはならない。ただし、逐語的に上演することは許可される。「改変」(すなわち、派生) という用語の正確な定義は、条文を参照してください。

クリエイティブコモンズの6つのライセンスは、基本的にこれら4つの基本的な制限の組み合わせです。

  1. 表示 (by) [条文] -- 表示
  2. 表示・継承 (by-sa) [条文] -- 表示 + 継承
  3. 表示・非営利 (by-nc) [条文] -- 表示 + 非営利
  4. 表示・改変禁止 (by-nd) [条文] -- 表示 + 改変禁止
  5. 表示・非営利・継承 (by-nc-sa) [条文] -- 表示 + 非営利 + 継承
  6. 表示・非営利・改変禁止 (by-nc-nd) [条文] -- 表示 + 非営利 + 改変禁止

よかったら、文章で、特定の制限を破棄するかも知れないことを書き込んでおいてください。

クリエイティブコモンズのライセンスに該当する演奏制限ライセンス

注意

もし通常のクリエイティブコモンズのライセンスが可能であれば、これらのライセンスの一つでの投稿は、強く思いとどまっていただきたいということをご承知おきください。この一連のライセンスは、クリエイティブコモンズのライセンスの元では投稿が不可能であるか、実際的でないという状況 (たとえば、募金団体の問題があるなど) にあるときに限って使われるべきです。どのような形 (完全に無料であってもそうでなくても) での公開演奏もしないという制限は、利用者の権利において重大な制限になります。この作品が「フリー」であるというのが、まったく限定された意味合い (無料という) となります。ですから、なるべく避けるべきです。

もちろん、このようなライセンスの一つでの投稿は、有料のライセンスでの投稿に比べたらはるかによいので、クリエイティブコモンズのライセンスでの投稿が不可能な場合には、これらのうちの一つのライセンスでの投稿を躊躇する必要はありません。もし状況が許すようになったら、この作品をクリエイティブコモンズのライセンスで再ライセンスするということをおすすめします。

ライセンス

名前が示すとおり、この一連のライセンスは、いかなる種類の公開演奏、放送、録音もしません。現在、以下のライセンスが存在しています。

  1. 演奏制限・表示・非営利・改変禁止 1.0 (pr-by-nc-nd) -- by-nc-nd + 公開演奏禁止

投稿しようとする人が望むならば、他のCCライセンスに基づく演奏制限ライセンスを要望することができます。そのような要望は、フォーラムの「Moderator Request」にスレッドを立てて行ってください。演奏制限ライセンスはそのうちに追加されます。しかし、要望はその該当のライセンスの追加を大いにスピードアップさせます。(多分要望から数日のうちに追加されます)

よくある質問とその答えもご覧ください。

リンク